仕事道具

オンライン秘書がPLAUD Note Proを1ヶ月、実務の議事録で使ってみた

2026年8月29日

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AIボイスレコーダーのPLAUD Note Proを、7月末に買いました。使い始めて、ちょうど1ヶ月ほどになります。

この記事は、ガジェットとしてのレビューではありません。オンライン秘書の実務で毎日使うと、何が変わって、何が変わらなかったかの話です。

先に結論を言うと、いちばん変わったのは議事録を書く時間ではなく、会議中の自分の状態でした。

先に結論:向き不向きの早見表

向いていると思う人

  • オンライン会議とリアルの打ち合わせが、両方ある

  • 議事録を自分で取っている

  • 「録音できていなかった」を一度でもやったことがある

やめておいたほうがいいかもしれない人

  • 会議が月に数回しかない

  • 端末代に加えて、年額のプラン費用まで見込む余裕がない

  • スマホのボイスメモで困っていない

これまで、どうしていたか

私はこれまで、打ち合わせの内容によって方法を変えていました。手打ち、文字起こしツール、文字起こし+AI要約。この3つの使い分けは、議事録の記事に詳しく書きました。

その方法で困っていなかったかというと、実は困っていたことが1つあります。

録音そのものの事故です。

変わったこと1:録音できていない、がなくなった

これがいちばん大きかったです。

オンライン会議の文字起こし機能って、自分が主催者じゃないと文字起こしデータが届かないことがあるんですね。クライアントさんが立てた会議に呼ばれる側だと、これが起きます。終わってから「あれ、来ていない」と気づくパターンです。

リアルの打ち合わせでも、スマホのボイスメモがうまく録れていなかったことがありました。

PLAUDは自動録音なので、そもそも録り逃す構造がないです。この1点だけでも、私にとっては買った意味がありました。

(私が使っているのは、PLAUD NOTEシリーズのNote Proです)

使っている場面は、こんな感じです。

  • オンライン会議・ミーティング

  • クライアントさんとのLINE通話(これは1回だけ)

  • リアルの打ち合わせ

変わったこと2:会議に集中できるようになった

これは買う前に予想していませんでした。

以前は、メモを取ってまとめることを意識しすぎていました。その結果どうなっていたかというと、自分の考えを聞かれたときに、意見を考える余裕がなくて答えられない。これがけっこう多かったです。

会議に参加してはいるものの、実際は書記になってしまっている。そういうパターンです。

議事録を自分で取らなくてよくなって、その役割から降りられました。正直かなりストレスフリーです。

議事録が速くなったこと以上に、こっちのほうが効いている気がしています。

変わったこと3:AIと連携して、議事録づくりが完結する

私はPLAUDをAIツール(Claude)と連携させて使っています。

これをやると、文字起こしをコピペする手間がなくなります。データの転送さえ終わっていれば、「今日の◯◯の会議の議事録を作って」と指示するだけ。

出てくるのは、決定事項、各自の宿題(誰が・何を・いつまでに)、次回決めること。ドキュメント2枚分くらいに簡潔にまとまります。

議事録に絶対入れるべきなのは「何が決まったか」「何が決まらなかったか」「次に誰が何をやるか」の3つだと以前書きましたが、そこがそのまま出てくる形です。

変わったこと4:抜け漏れを指摘してくれる

これが地味にすごいと思っているところです。

会議の内容を分析して、「このボールはまだ誰も持っていない」「ここは確認しておいたほうがいい」と教えてくれます。

打ち合わせのあとに「あれ、これ誰がやるんだっけ」が起きるのって、その場では全員が分かった気になっているからなんですよね。担当が決まっていない議題が、決まったふりをして通り過ぎていく。

そこを外から指摘してもらえるのは、秘書業だとかなり助かります。

【番外編】喋って記事を書く

これは想定外の使い方でした。

Xの長文投稿を書こうとすると、私は筆が止まることがあります。文字で書こうとすると、うまく出てこない。

そういうときに、PLAUDを録音状態にして、書きたい内容を喋ってしまいます。テーマと中身を口で説明して、それを元に文章にする。

書こうとすると、内容をきれいにまとめようとしたり、文字に起こすこと自体に意識が向いてしまいます。「うまく書こう」と身構えてしまうんですよね。

でも喋るのだと、思っていることをわーっと吐き出せばいいだけなので、結果的にまとまりやすいです。

録音を誰かに聞かれるわけでもないので、話がまとまっていなくても、途中で自分でも何を言っているか分からなくなっても、話が戻っても問題ありません。そのぶん気負わずリラックスしてできて、結果的にけっこういいことを言えている気がします。

期待外れだったところ

正直に書きます。

無料の300分は、1日で使い切りました

これが唯一にして最大の注意点だと思います。

月にどれだけ文字起こしできるかが、プランによって分かれています。私が使い始めた時点では、本体を買うと無料のStarterプランが使えて、毎月300分(5時間)まででした。

最初はこれで様子を見ようか、ひとつ上のプランで収まるかで迷っていました。

ただ、落ち着いて計算すればすぐ分かる話だったんです。毎週かならず2時間の定例会議があるので、それだけで月8時間。300分=5時間の枠に、そもそも収まるはずがありません。

それでも実際にどれくらい使うのか分からなかったので、決めきれずにいました。

結果から言うと、1日で使い切りました。

しかも次に書くとおり、自動録音は相手が来る前から回り始めるので、実際に話している時間より多く減っていきます。日常的に会議がある以上これは無理だと判断して、いちばん上の無制限プランにしました。

(プランの構成・時間・料金は変わることがあるので、購入前に必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください)

自動録音が、早めに始まる

録り忘れがないのは本当にありがたいんですが、オンライン会議のボタンをオンにした時点で録音が始まります。

つまり、自分ひとりしか入っていなくて、相手がまだ誰も来ていない状態から回り始めます。時間制限のあるプランの人には、ここはけっこう痛いと思います。

私は今は無制限のプランにしているので実害はないのですが、自動録音を解除するとなると、今度は自分で「ここから録音スタート」と操作しなければいけません。それだと録り忘れのリスクが戻ってきます。

せめて2人以上入ってから起動するか、「録音を始めますか?」というプッシュ通知が出るようになったら嬉しいなと思っています。

値段をどう見るか

端末代が3万円ほど。それに対して、録音時間が無制限のプランは年間4万円ほどかかります(私が契約した時点での金額です)。

無料プランが1日で尽きた身としては、会議が多い人にとっては実質「端末代+年額」がセットの買い物だと考えたほうが正確だと思います。

これを安いと見るか高いと見るかは、人によると思います。

私の場合はオンラインでのやり取りと会議がどうしても多いので、買ってよかったと思っています。でも会議が月に数回という方だと、その計算にはならないはずです。

その他、細かいところ

  • たまに本体の更新が必要になります

  • リアルの打ち合わせで、私の押しミスで録音できていなかったことがまれにあります

2つ目は完全にこちらの操作ミスなんですが、「自動だから絶対大丈夫」ではない、という意味では書いておきます。

録音の前に、ひとつだけ

道具の話とは別に、これだけは書いておきたいです。

録音するときは、必ず相手の許可を取ってください。

「記録のために録音させていただいてもいいですか」の一言です。これがあるかないかで、信頼はまったく変わります。

便利な道具ほど、使う側のマナーが問われるなと思っています。ここはPLAUDでも、スマホのボイスメモでも同じです。

1ヶ月使って思うこと

いちばん便利だと感じているのは、「これどうなったっけ?」がすぐ確認できるようになったことです。

打ち合わせから数日経って、記憶があいまいになったとき。以前なら録音を頭から聞き直すか、あきらめて相手に聞いていました。今はAIに聞けば、その場で答えが返ってきます。

議事録づくりの道具として買いましたが、実際には「過去の打ち合わせを検索できるようになる道具」でした。そこがいちばんの価値だと思っています。

道具まわりの話だと、タスク管理のほうも同じことを考えていて、こちらの記事に書いています。

買うか迷っている方へ

くり返しになりますが、効くかどうかは会議の量で決まります。端末代と年額のプラン費用を足して、自分の会議量と釣り合うかを先に計算してみてください。

私が使っているのは、PLAUD Note Proです。

まとめ

  • 録り逃しがなくなる。これが買った最大の理由になった

  • 議事録を書かなくていいと、会議そのものに集中できる

  • AI連携で、議事録づくりは指示1回で終わる

  • 無料枠は毎月300分。週2時間の定例があるだけで、計算上そもそも足りない

  • 端末3万円+無制限プラン年4万円を、自分の会議量と釣り合うか計算してから買う

会議が多い人ほど効きます。逆に、会議が月に数回なら、スマホのボイスメモで足りると思います。

ではでは、また。

※この記事は、実際に使ったうえでの個人的な感想です。プランの内容・料金・仕様は変更される場合があります。ご購入前に必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。

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